グラウンド復旧
昨年3月11日14時46分の東日本大震災は、東北から関東にかけての東日本一帯に甚大な被害をもたらしました。
本校もその瞬間から液状化現象による砂質土流失や地盤沈下、施設の損壊や断水などの被害を受け、この地の脆弱な環境を改めて思い知らされたような感じでした。しかし、東日本の恐ろしい惨状に比べれば、わずかな被害で済んだ本校は、無事新入生を迎えて新年度を始めることができました。ただし、学校中で復旧工事が始まり、落ち着かない1年であったことは事実です。
その復旧工事が終わり、生まれ変わった本校の新年度が始まりました。グラウンドも、3月30日(金)に竣工検査が無事に終了し、人工芝グラウンドが再び利用可能となりました。また、グラウンドを取り囲んでいる防球ネットの支柱全てが建て替えられ、安全性も飛躍的に向上しました。
震災直後から、でこぼこのグラウンドを使用していた部活動の顧問の先生方は、活動場所の確保に奔走されたと伺っております。部員の皆さんも、活動場所までの移動に伴う様々な困難や制約された環境の中での不十分な活動で、辛く苦しい時間を過ごされたことでしょう。本当にご苦労様でした。
この4月からは、新しい人工芝グラウンドに部員たちの笑顔が戻ってきました。この1年間の苦難の中から学んだことを、今後の活動のエネルギーに変えて、益々の活躍を願っています。
~頑張れ、東海大浦安~