着任のご挨拶 校長 茂泉吉則
東浦会の皆様には、日頃学校の様々な活動に、ご理解とご支援を賜りまして感謝申し上げます。この4月に着任いたしました茂泉吉則(しげいずみよしのり)と申します。前任の吾妻俊治校長先生と同様によろしくお願いいたします。
本校に赴任するまでは長年にわたって都立高等学校に務め、昨年度までは江東区内の中学校に所属していました。これまで東海大学には関わりがなかったのですが、この度縁があって「文武両道」を校風としている本校に赴任することになり、身の引き締まる思いでおります。
先日の入学式では、中等部96名、高等学校407名の新入生に入学許可を与えました。どの生徒も希望に溢れ、凛とした態度で式典に臨んでいました。多くの学校から本校を選択していただいた生徒や保護者の期待に応えることができるように、本校教職員チームを組んで教育活動に当たって参ります。
さて、今春の第87回選抜高等学校野球大会では、14年ぶりに出場した東海大学付属第四高等学校が準優勝しました。縁のある学校が頑張っている姿を見るとき、これまでただ観戦していた時と異なって自然に力が入り、知らないうちに応援に集中しており、プレーに一喜一憂している自分に気が付きました。
このことは、今年の正月に開かれた第93回全国高校サッカー選手権大会で、3年前まで勤めていた都立三鷹高校が東京代表で出場したことでも感じました。惜しくも一回戦で敗退しましたが、選手はもちろんのこと応援に駆け付けた多くの生徒からも満足感が伝わってきました。このように集中の後には満足感と達成感が芽生えることを改めて知りました。もちろん、当事者である選手たちの試合に負けた悔しさは強いかもしれませんが、時間が経るに従い満足感や達成感が高まるものと推察します。
このことからも、集中は満足感や達成感を高める特効薬と捉え、部活動や委員会活動をはじめ、全ての教育活動の原点と考えています。そして、集中に取り組める環境を整え、生徒たちを支えるのが教職員の役割と思います。是非、今後も生徒たちが集中して教育活動に励める環境を、私たち教職員とともに支えていただければ幸いです。
最後になりますが、教職員一丸となって生徒一人一人の大きな成長と東海大浦安高校・中等部の益々の発展に寄与して参りますとともに、東浦会のさらなるご活躍を祈念いたしております。