新年度の始まりに当たって 校長 茂泉吉則
東浦会の皆様には、日頃学校の様々な活動に、ご理解とご支援を賜りまして感謝申し上げます。着任して早や2年が過ぎました。「これもしたい。あれもやってみたい。」などと思っているうちに、時間だけが過ぎ去った感がします。
そして、今年度も通学路の桜が満開の季節となり、中等部120名、高等学校417名の新入生を迎えることができました。新しい制服に身を包んだどの新入生からも、「東海大浦安で頑張るぞ」という強い決意が伝わり、これからの学校生活に対する「期待」と「希望」が溢れ出るような入学式でした。
さて、昨年度は「大学の先にある人としての在り方生き方」をコンセプトに、土曜授業日を開設しました。この土曜授業を「浦安人生学」と総称して、自らの歩みを振り返る「自分史づくり」や誰とでも共に生きるという気持ちを醸成するための「手話講座」など、大学卒業後も積極的な生き方をしてほしいという願いから設けました。
同時に、中等部では「職場見学」「職場体験」「職業体験」と学年進行しながら勤労観・職業観を培う機会を設け、高校ではクラスを超えて自ら興味・関心のある講座を16講座から選択し、人としての教養を高める授業も導入しました。この取り組みが、やがて大学卒業後の人生を豊かなものにしてくれるものと確信しております。
また、生徒指導については「東海大浦安学び方スタンダード」を策定し、どの学年、どのクラスの生徒であっても人として守るべきルールを示し、社会の構成員の一人としての自覚を培うことができるものと期待しています。
そして今年度は、「英語力アップ推進校」のモデル校として、ALT(外国人英語指導員)を6名に増員するとともに、検定試験の合格率を踏まえた英語力アップにつなげて参ります。加えて、中等部の全学年で英語と数学における習熟度別少人数指導を導入し、個に応じた指導を展開するとともに、高校では英会話の導入の時間を多くすることで英会話力を高めて参ります。今後、本校でもグローバル力を身に付けた生徒が育つことを期待しています。
最後になりますが、今年度も全教職員一丸となって生徒一人ひとりの「夢実現」が達成できる学校として全力で取り組んで参りますので一層の連携をお願いいたしますとともに、東浦会のさらなるご発展を祈念いたしております。