新年度の始まりに当たって 校長 茂泉吉則
東浦会の皆様には、日頃学校の様々な活動に、ご理解とご支援を賜りまして感謝申し上げます。着任して早や4年が過ぎました。東浦会をはじめ、多くの方々に支えられてきた4年間でした。
そして、今年度も通学路の桜が満開となり、中等部157名、高等学校439名の新入生を迎えることができました。新しい制服に身を包んだ新入生から、今後の学校生活に対する期待が溢れ出ておりました。
さて、元号が「平成」から「令和」に移行し、新しい時代の幕が上がりました。学校においても、時の流れとともに変革するものと残すものを明確にして、次世代につなげる施策に取り組んで参ります。
同時に、本校のコンセプトである「大学の先にある人としての在り方生き方」を継続し、「浦安人生学」と総称する土曜授業を通して相手を思いやる心を育み、社会の構成員としての自覚を醸成して参ります。
なお、中等部では「職場見学」「職場体験」「職業体験」と学年進行しながら勤労観・職業観を培う機会を一層推進するとともに、従来のスキー教室を廃止し、1年では東京都にある英語研修施設(東京グローバル・ゲートウェイ)で学び、2年では福島県にある英語宿泊研修施設(ブリティッシュ・ヒルズ)での語学体験学習を通して、3年のニュージーランド語学研修に繋げて参ります。
高校では、自ら興味・関心のある講座を選択する土曜講座を充実し、人としての生き方在り方を探求する機会を拡大します。この取り組みが外国人英語指導員の増員による英語コミュニケーションの一層の充実と同じように、やがて大学卒業後の人生を豊かなものになると確信しております。
さらに、進路や習熟度などに対応した学級編成や修学旅行の実施時期などの検討にも着手し、本校の教育活動の一層の充実のための検証を重ねて参ります。
現在、「働き方改革」が提言される中の学校づくりや新学習指導要領の導入など、学校としての真価が問われる課題も山積しております。同時に、生徒一人一人の夢実現を図る学校としてスピーディな改革が求められております。昨年度と同様に、本校の教育活動にご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。